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理系の仕事の流儀【キャリアアップのコツ】

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こんにちは黒部です。
今回は理系の仕事の流儀として20代エンジニアに向けてキャリアアップのコツを解説します。

私は現役の機械設計エンジニアで、初めは地元企業に就職し、現在は大企業に勤めています。

入社時は「将来何を極めたいかモヤモヤ」「上司のマネジメントに不満」といった状態でした。本記事の内容は、自身のキャリアを考えるヒントになればと思い執筆してあります。

理系の仕事の流儀【キャリアアップのコツ】

キャリアアップのコツはこちらの3つ。

  • 「モヤモヤ」を受け入れて常に向き合う
  • 言われる前に自分から他部署に飛び込む
  • 上司と1対1で会話し上手に管理される

課長なのか部長なのか社長なのか
または一生現場プレーヤーでバリバリやるか
どう考えるかで具体的行動は変わりますが
私の経験から導いた普遍のキャリアアップ論です。

機械設計者、ITエンジニアに限らず
成長の第一歩は何歳になろうと
自身のキャリアについて考えることです。

「モヤモヤ」を受け入れて常に向き合う

私は機械設計者として10年以上勤め続けていますが、
未だにキャリアについては「モヤモヤ」考えます。
おそらく今後キャリアを積むどの過程でも気の晴れない時期を経験すると思います。

正直、機械設計をしている私にとっては
「制御基板設計が何となくスマートで良いな」
「現場で自分の手でモノを作ってみたいな」
「ITエンジニアは今後更に伸びそうでいいな」
など、今でも時々思います。

世の中の仕事はほとんど分業であり、
機械設計業であれば企画課→設計課→試作課→生産課
さらには設計課でも構造設計、電気設計などなど。

単純に『かっこいい飛行機を作りたい!』
と思って働いていても、小規模ベンチャーを除いて実際には飛行機開発のごく限定的な仕事しか与えられることはありません。

しかも世の中は変化し続けています。
今の技術が10年後も同じ価値とは限りませんし
会社が倒産して転職することになるかもしれません。

ほとんどの技術者は常にこのキャリアに関する「モヤモヤ」と向き合うことになります。しかし「モヤモヤ」と向き合うことが成長の第一歩です。

私は常に向き合い、新しい技術を身に付けたい思いや昇進したい思いを磨いてきたことで、大企業に転職することもできましたし、昇進もできたと確信しています。

製造業やIT系などは、何となくでキャリアアップできる甘い世界ではないと考えていた方が良いです。

積極的にキャリア設計を行っていきましょう。

言われる前に自分から他部署に飛び込む

「モヤモヤ」を感じたらまず行動してみましょう。

一番のおススメは他部署に飛び込むことです。

部署異動が一番ですが、
初めは空き時間に他部署を見に行ったり、
知り合いエンジニアに話を聞いてみるのもいいです。

前回記事の『機械設計の新人が勉強すべきこと』でも話ましたが、エンジニアは、
実際のモノを見て
やってみて
感じることが大切です。

家でコツコツ調べるのも重要ですが、見本が近くにあるのなら見に行ってみましょう。

私は新入社員時に減速機構の設計を行っていました。減速機構というのは歯車を組み合わせたもので、軸の回転数を減らして回る力を増幅させる機械です。

歯車の配置や形や数などの基本的項目から、次第に歯車の表面の粗さや保持の仕方まで突き詰めると専門性を求められます。

その部署に10年所属している先輩社員がいました。
減速機に関して凄い技術力で素晴らしい人でした。

しかし私は1年そこで本気で勤め、多くのことを学ばせてもらいましたが、ある時点から「モヤモヤ」を感じ初めました。

理由は沢山ありますが私の場合は20代で幅広く経験したい思いがあったからです。その時は他部署で新事業プロジェクトをやってみたいと思っていました。

エンジニアは幅広い知識と技術により、様々な不具合に対処できるようになります。

すぐさま本屋とWebで新事業プロジェクトでエンジニアはどんな仕事をしてどんなふうにキャリアアップできるか調べましたが、本当に全然と言っていいほど「モヤモヤ」は晴れません。

そのときに私はどうしたかですが、

上司と話し合って半年後に新事業プロジェクトを行う部署に異動させてもらいました。

減速機から一転、まったく異なる知識を問われる仕事となり、「モヤモヤ」する暇などなく新しい知識と経験が流れ込むようになりました。

結果として昇進のポイントにもなりました。

その仕事や技術を本気で知るにはそこで働くしかないです。

結論、「モヤモヤ」したらすぐにどんな形でもいいので他部署に飛び込みましょう。

上司と1対1で会話し上手に管理される

最後に重要なのは上司に上手に管理される事です。

キャリアを考えてもその通りになるとは限りません。
しかし自分が経験することに主体性を持つことが、エンジニア人生で充実した日々を送り、満足のいく形でキャリアを積んでいく上で重要な姿勢だと思っています。

では自身のキャリアアップに重要なことは何か

それは『直属の上司』です。

いつでも直属の上司は私のキャリアアップに直接貢献できる立場にありました。新しい仕事を与えたり、昇進の為に評価を下したりしていました。

自身の専門性や昇進について考えるのは自分自身でしたが、メンターとなり具体的な道のりや扉を用意してくれるのは直属の上司でした。

しかし今までの私の経験では、
「気にかけてくれる優しい上司」
「放任主義の無口な上司」
「厳しい怖すぎる鬼上司」
など多種多少な上司が存在してきました。

さらに上司の仕事はチームの進捗管理と部下の管理ですが、私の心の底にある「モヤモヤ」を気にかけてキャリアを一緒に考えることは雇用契約にありません。組織を作り上げる上で昇進を考えたりはしてくれますが、残念ながら心の底までは見れません。

上司だけに私のキャリアマネジメントを預けるのは危険なのです。

では私はどうしたかというと、

1対1で上司と自身のキャリアについて話す場を設けてもらいました。

この1対1ミーティングは、
だいたい2ヵ月に一回くらいのペースです。
部署異動を決意したときは毎週相談しました。

この頻度の多さと自分から相談する積極性が上司を動かすコツです。

「今の部署でもっとコレを学ぶべき!甘い!」と一蹴されたり、「随分成長したからこっちの部署に入ればより良いよね」など、その時々でさまざまな会話をしました。

結果として良くも悪くも自身の技術者としての立場を分からせてもらい、何かしらのフィードバックをもらうことが出来ました。

私の経験では上司が嫌いだとボヤいて避けていても、成長しないし1mmもキャリアが好転することはありません。ここは泥臭くてもコミュニケーションを取ることが最優先事項です。

自分の人生と成長のため
上司と1対1ミーティングを行い
やりたいことを打ち明け
適切なフィードバックをもらい
異動や昇進の後ろ盾となってもらえるように
こちらから仕掛けて上手に管理されましょう。

おわりに

以上が理系の職場で働く人のキャリアアップのコツです。

私は積極的に異動して多くの経験を積んだからこそエンジニアとして成長できたと思っています。大企業になるほど分業の細分化が図られるので、特に意識しなければ特定の分野でのみ専門性の高い技術者となっていきます。

それもすばらしいことですが、早いうちから自分はどうなりたいかを考えて行動することをおススメします。

是非とも『モヤモヤを受け入れる』『他部署に飛び込む』『上司に上手に管理される』ことを意識してエンジニア人生を送ることをおすすめします。